- 2020/12/20
- Webマーケティング
売上UPに繋がるエントリーフォーム最適化(EFO)の3つのポイントと具体例を解説!
自社商品の問い合わせやサービスなどで申し込みをしてもらう際に、フォームへの入力を求める機会があると思いますが、ユーザーにとってフォームへの入力が複雑だとストレスや負担を感じ、離脱してしまうケースが多くあると言われています。
そんな時に大切になってくるのがエントリーフォーム最適化です。
エントリーフォーム最適化(EFO)とは?
エントリーフォーム最適化(Entry Form Optimization)とは、ECサイトの会員登録や資料請求などの際に使う個人情報の入力フォームのUIを改善し、成約率を高めるための施策です。
簡単に言えば、サイトに訪れたユーザーが使いやすいように(手間を最小限に抑えられるように)入力フォームの仕様を改善するということです。
エントリーフォーム最適化は成約率に直結する施策です。
過去にはコンバージョン率が数%〜10%程度上がったという例もあります。
エントリーフォーム最適化(EFO)の3つのポイントと具体的な方法
そんなエントリーフォーム最適化はユーザビリティの向上を高める事を意識します。施策には大きく分けて3つのポイントがあります。
それが次の3つです。
1. ユーザーの手間を減らす
2. ユーザーのイライラを取り除く
3. 紛らわしいものを除く
それぞれ具体例を交えながら順番に解説していきます。
1、ユーザーの手間を減らす
何でもそうですが、物事はできるだけ楽に簡単にできると嬉しいですよね。
フォームの入力に関してもそれは同様で、ユーザーに手間をかけないようにすることが重要です。
必要項目を減らす
フォームに入力項目が多すぎると、ぱっと見で負担を感じてしまい離脱してしまう方も少なくありません。
入力項目は最低限必要なものだけに絞りましょう。
あるいは、名前や電話番号など最低限必要なものには必須マークを付けて、それ以外の項目は任意入力にするなどにすると負担を和らげることができます。
自動入力・変換機能をつける
郵便番号を入力すると自動的に住所が反映される機能や、半角全角を自動的に入力してもらいたいほうに変換してくれる機能が付いていると、わざわざ入力し直す手間がストレスを軽減させることができます。
メールアドレスのドメイン補助やサジェスト機能を導入する
メールアドレスを入力してもらう際に「@」以下のドメイン部分を、プルダウンなどで事前に用意しておくというような工夫を施すこともできます。
また、同じくメールアドレスを途中まで入力すると残りのドメイン部分などを自動的に提案してくれるような、サジェスト機能を取り入れるのも負担軽減の一助になります。
2、ユーザーのイライラを取り除く
2つ目のポイントが入力時のイライラをなくすこと。
何度も同じことをさせて負担を感じないよう工夫をしていきましょう。
リアルタイムで入力ミスを指摘
せっかく最後まで入力したのにエラー表示をされると、イライラが起こる可能性があります。
それを防ぐために、入力の途中で誤りがあったら
・「全角文字で入力してください」
・「英数字以外は入力できません」
などのアラートをリアルタイムで出すことで、ストレスを少なくすることができます。
入力中の項目に色付けをする
「間違えて別の項目に入力していて、二度手間になってしまった…」というケースを防ぐために、今入力している項目に色付けを行うことも一つのポイントです。
ユーザーがどこに入力をしているのかをしっかり把握できるよう、入力中の項目に色を付けて強調していきましょう。
入力完了までの流れを表示する
入力の項目数が多い場合は登録完了までに何をすればいいかをフォームの上に反映して、ユーザーに入力の流れを見せておくことも大切です。
ゴールが見えないマラソンを最後まで走り切るのは容易ではありません。
それと同じように、フォーム入力でも今どこの地点にいて、あと何をやる必要があるのか等が明確になっていると、途中で離脱することが少なくなります。
3、紛らわしいものを除く
入力フォームのゴールは入力完了ボタン(送信ボタン)を押してもらうことです。
しかし、不要なリンクやボタンが置いてあると最後まで辿りつかなくなるケースがあります。
最後にそれを取り除いていきましょう。
不要なリンクを削除する
入力フォームのページに、サイトのロゴのようなトップページに戻れるようなリンクが置いてある場合があります。
もし誤ってそのリンクを押してしまったときに、入力を最初からやり直してもらう必要が出てきたり、そのまま離脱して戻ってこないというケースが考えられます。
このようなことを防ぐために、ページ内に不要なリンクは外しておきましょう。
クリアボタンを外す
クリアやキャンセルボタンは一見ユーザーにとって親切だと思えるかもしれませんが、こちらも誤って押してしまった場合に再度最初から入力してもらわないといけません。
せっかく入れた情報が消えてしまうと、やる気が消失して離脱する可能性を高めることにつながります。ユーザーにとって自分で入力した情報を消すことは容易なので、クリアボタンは外すようにしましょう。
確認ページを省略する
ユーザーのことを考えて、確認ページを入れているケースも多いと思いますが、これも人によっては面倒と感じることもあります。実際に確認ページを用意していることで、離脱率が高まったというデータもあります。
もちろん、入力内容が間違っていないか確認したいという方もいると思うので省略は必須ではありませんが、もし必要ではないと思った際は、思い切って無くしてみるということも一つの手法としてはありなのかもしれません。
まとめ
ユーザーに負担を感じさせず、できるだけスムーズに送信ボタンを押してもらうということがエントリーフォーム最適化(EFO)です。
フォームの改善だけでコンバージョンが増えるというのは、様々なデータや結果からも出ているので、やっておいて損のない施策です。
フォームへの入力は多くの方がやったことがあると思うので、自分が会員登録などで使用したときのことを考えながらやっていくと、ユーザーの気持ちに寄り添えてすごく良いEFOができるかもしれません。
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