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2024/04/11
インターネット広告

SEOとリスティング広告の違いとは

GOOGLEやYAHOOなどの検索結果ページは、ユーザーがキーワードを入力する「検索窓(検索ボックス)」と、キーワードと連動して表示される「リスティング広告」、そして、キーワードに関連するサイトが表示される「自然検索(オーガニック検索)」、の3つの要素で構成されています。

SEOとリスティング広告について

検索エンジンを活用して展開するマーケティング「SEM(Search Engine Marketing)」では、検索結果ページの上位に「リスティング広告」と「自然検索」を表示させることが重要とされており、特に、「自然検索」での上位表示を目指し、サイト内の情報や構造を書き換えて最適化を図ることを「SEO(Search Engine Optimization)」と呼んでいます。

SEOもリスティング広告の運用も、同じ検索エンジン上の施策であり、共に上位表示を目的としますが、方法や効果については大きな違いがあります。

SEOとリスティング広告の違いとは

リスティング広告とSEOの違いについて説明します。広告を通じて集めるか、コンテンツの魅力で集めるか、という点以外にも違いがあります。

リスティング広告とSEOの表示について

リスティング広告は、入札価格と広告の品質により順位が決定されるため、費用に応じた順位を獲得することができます。
仮に、大手企業が上位を独占している状況であっても、入札価格を上げることで上位に表示させることも可能です。

それに対してSEOは、日々変更される検索エンジンの評価基準に則り、検索ユーザーが満足するコンテンツを提供することが必要となります。
尚且つ、外部リンクや競合サイトなどの、外的要因も影響するため、満足の行く成果があげられないことも多くあります。

リスティングとSEOはクリック率が違う

リスティング広告もSEOも、上位ページに掲載されるほど、クリック率自体は上がります。

検索エンジンを利用するユーザーは、広告を無視する傾向があるので、クリック率を比較するとSEOの方が高くなります。

手間や時間の違い

リスティング広告は設定と支払いが完了すればすぐに広告を表示させることができます。SEO対策は、コンテンツを増やすなど多くの手間と時間を要するため、すぐに結果が出ることはありません。
しかし、自然検索で上位表示されると、多くのユーザーの目に触れるので、大きな成果を得るこが期待できます。

リスティング広告とSEO対策は費用のかけかたが違う

リスティング広告は広告費用がかかります。出稿費用を必要とするリスティング広告は当然有料となります。

一方SEOは、サイト内の情報や構造を書き換える施策なので、運営者自らが行えば基本的に無料となりますが、SEO対策を専門業者に依頼すると、費用がかかります。

双方の違いをよく理解した上で、効果的なサーチマーケティングを行いましょう。

運用方法の違い

リスティング広告の運用は、ある程度の自動化も可能ですが、基本は、CTR、CPC、CPAといった数字を見ながら、入札価格を常に微調整する必要があります。
またSEOにおいても、アクセス解析データを基にして、サイトの再構築やコンテンツの追加・改善を、継続的に行うことが重要で、より多くの時間と労力が必要となります。

それぞれに違った良い部分があります。「どちらが重要」もしくは「どちらが優れている」と言ったことはありません。双方のポイントを踏まえて戦略を立てるようにしてください。

リスティング広告とSEOは使い分けよう

リスティング広告は、商品を購入してくれる可能性が高い見込客を対象に、短期間での成果の獲得を得意としており、SEOは、あくまで上位表示することが目的で、中長期視点で潜在客を育成し、企業や商品のブランディングから、間接的な成果を得る施策と言えます。

取り扱う商品やサービスが少なく、コンテンツを多く制作できない場合は、一般的にリスティング広告を選択した方が良いと言われていますが、どちらも使い方次第でマーケティングの強い武器になることは間違いありません。

予算や時間、人材など自社が置かれている状況と、どのユーザー層に何を販売するのか、検索ボリュームがどのくらいあるか、コンテンツをどれだけ追加できるか、などを考慮してリスティング広告とSEOを使い分けましょう。

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